JR九州のIPOをゲットしました
お願いした複数店頭で取れた分に加えて、キャンセル分を少し分けていただきまして総数1500株となりました。キャンセルしてくださった方。本当にありがとうございます。おかげさまでお祭りに参加できることになりました。
今回は店頭の営業担当者様にアポイントを取って複数支店に頭を下げて回ってまいりました。なんとかキャンセルが出た分は回していただけるようお願いして集めていただきました。一方で他に申し込んだネット証券などでは全敗となりまして、今回IPOで獲得できたのは野村證券様だけとなりました。
改めてIPOにおいて主幹事証券会社の強さを思い知りました。そしてなにより今年は年初に大負けしているために資金の関係上、BB申し込み時に資金のいる証券会社ではあまり申し込めませんでした。これがIPO直前にバタつき、枚数を集めることができなかった敗因となったのだと思います。
それでも今回これだけ集まることができたのは運が良かった(本当に?)こともありますが、九州銘柄という事で「九州の支店には各社厚く配分したのではないか?」と思っております。と言いますのも嘘か真か野村證券の担当者様からはそういうお話で分けていただくことができたからですが。あとは多めに申請していてキャンセルされた方のおこぼれですね。
IPOに参加することにしたのは
今回のJR九州のIPOは昨年から期待していたのは事実ですが、最近の日本市場は盛り上がりもかけていましたし、ドル箱路線を抱えているわけでもなくむしろ廃線の危機を迎える田舎鉄道が多いため赤字で成長性が乏しい鉄道事業ですし、東証一部直接上場で大型案件とネガティブ要因がかなり多かったのでIPO参加は最後まで悩みました。
とはいえ地元九州銘柄ですし、配当はそこそこ。優待も出る。国売り出しで主幹事野村。ここまでポジティブ要因が揃えば「売却時の手数料で負けはあるかもしれないけれども大損はない」と思い直しまして、LINEをみすみす取り逃したことの失敗を繰り返さぬためにも挑戦することにいたしました。
初値とその後の値動きはどうなる・・・?
先日「グレーマーケット(上場前の株式の売買)では、最高で2,850円をつけた」というニュースが流れていましたので、「これで公募割れはないのかな?」と少しだけ一安心しております。しかし相場は水ものです。開けてみるまで分かりません。このIPO、なんとかプラスで終えたいところです。
なお、このことに関しましては本日上場の【3966】ユーザベースが一時ストップ高を付ける展開となっており、事前の期待はそれほど高くないIPO銘柄だったにもかかわらずストップ高ということで、これはIPOに資金が向かっているのかもしれません。と妄想しているところです。
ただし上値に関しては、JR九州はどうしても他のJR各社との比較になります。PERなどから考えますと上は3000円位がせいぜいで、4000円、、、いや3500円以上は厳しいように思えますが、果たして火曜日はどうなりますでしょうか? 公募価格以上で寄り付けば逆指値を置いて1週間程度様子を見ながら売りどころを考える展開になるように思われます。
しかし業態から考えますと不動産事業の利益も大きく九州では不動産デベロッパー的な位置づけにも値すると思われます。そのため各種指標を比較するのであれば、西武や東急など私鉄各社との比較の方がわかりやすくなるのかもしれません。
またFTSEラッセルは、JR九州がFTSEグローバル株価指数への早期採用の対象になる可能性を発表しています。10月31日の終値で組み入れられる予定で、指数算出は11月1日からとなります。このことから月内に大きく下げることはないと思われます。FTSEに早期採用となるかどうかは、正式には上場初日に決まるようです。
指標からみると
公募価格の2,600円を基に投資指標も計算してみました。
財務指標(公募価格と目論見書より) | |||||||
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PER | PBR | ROE | 自己資本比率 | EPS | 配当 | 利回り | 配当性向 |
10.89 倍 | 1.58 倍 | 12.08 % | 49.3 % | 238.75 円 | 37.5 円 | 1.44 % | 15.7% |
なお純有利子負債はないようですが、私の見落としでしょうか? また週末目論見書を読み込んでみます。
株主還元について
配当に関しては今期はほぼ半期のため配当性向15.7%となっております。このため配当:37.5円、配当金利回り:1.44%となっておりますが、来期以降は配当性向30%を目指すという事ですので、配当年75円、配当金利回り2.88%という数字が見えてくるのではないでしょうか。
優待の方では、1000株以下では、100株ごとに運賃・料金50%割引の鉄道株主優待券が1枚発行されます。加えまして100株以上で、自社グループ施設割引株主優待券が5枚いただけます。
このように優待を事前に発表している点は非常に好感が持てます。これで一部優待族は心置きなく公募で買って放置できるという訳です。ただしJR九州は従来から割引切符などのイベント運賃が充実しておりました。そのため「50%オフの株主優待券効果がどれほどか?」というのは未知数ではあります。
個人的にはステーションホテルなどの系列ホテルの割引券等に魅力を感じるところです。
余談。今回の購入資金調達
なお、今回の購入資金は会社のメインバンク様から個人の定期を解約して突っ込まさせていただいたこともあり、長期で保有するわけにもいきません。銀行様の方に「年内には資金戻すから! だからちょっと定期を下ろさせて! マイナスになったら何とか埋めてまた定期にするから!」と頭を下げまくって資金を調達してまいりました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。皆様の株式投資ライフが素敵なものになりますように心からお祈り申し上げます。
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