株式投資

【配当】田辺三菱製薬様より配当金を頂きました

  田辺三菱製薬様から配当金を頂きました

 【4508】田辺三菱製薬様から 500株分の配当金 8,766円をいただきました。田辺三菱製薬様、ありがとうございます。今後もよろしくおねがいいたします。

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  参考にしている指標は・・・

 

財務指標(『Yahoo!Finance』より)
PER PBR ROE 自己資本比率 EPS 配当 利回り 配当性向
24.59 倍 1.40 倍 5.08 % 84.9 % 82.00 円 44 円 2.18 % 53.7 %

  田辺三菱製薬様って、どんな会社?

田辺三菱製薬 沿革
 三菱ケミカルHD傘下で、合併により規模拡大した三菱ウェルファーマと田辺製薬が2007年に統合して誕生しました。数多くの化学企業・製薬企業が合併して誕生した製薬企業です。

 この統合でグローバルに打って出るの構想だったようですが、その後に立て続けに不祥事が起こりその腰を折ってしまいました。その後はしばらく活気がなくなったように思えます。

 特に最近では子会社のバイファが世界初の遺伝子組み換え血漿アルブミン製剤「メドウェイ」の品質データの一部がを改ざんして信用を失い、2013年にはまたしても子会社バイファが「メドウェイ」に未承認の添加物を利用するなど製薬会社として非常にお粗末な事件を起こしています。

 その後は目立たず騒がず「信頼回復」を第一にここまでやってきている印象です。

 売上高の99%は医薬品による売上高となっており、その内訳も医療用医薬品を主に取り扱っており純粋な製薬企業と言えるでしょう。その中ではまだ割合は少ないですが、ワクチンやジェネリック医薬品も取り扱っております。
製薬企業売上比較2014
 医療用医薬品の売上高では4000億円前後で国内7位と中堅どころと言えるでしょうか。また創薬力が高いのが田辺三菱製薬様の強みとなっており、特にインヴォカナ(2型糖尿病治療薬)、ジレニア/イムセラ(多発性硬化症治療薬)については、海外で順調に育ってきています。

  製薬事業

 ジレニア/イムセラについては、ノバルティス社(スイス)に導出しロイヤリティ収入という形で着実に稼いでおり、インヴォカナについてもヤンセン社(米国)に導出して今後に期待されております。
田辺三菱ロイヤリティ推移
 尚、本年度のロイヤリティ収入に係わる薬剤の売上では、2Q時点でジレニアが前年同期比+16%となっており、インヴォカナは発売2年目でありますが、昨年売上高が6億ドルで、2Q時点で同程度の6億ドルを達成しております。 以上より、今期のロイヤリティ収入は700億円を見込んでいるようです。
田辺三菱重点製品
 また田辺三菱製薬様の国内重点製品となるのはレミケードで、約6割弱の700億円を売り上げています。レミケードに対してはパテント切れに対する対応をしておりますが、第2・第3の成長ドライバーが欲しいところです。

  ワクチン事業

 またワクチンに関しては2013年にカナダのメディカゴ社を買収取得しております。販売高も国内トップクラスを誇っており、今後も伸長が期待したいところです。

  なんで買ってるの?

 財務が優秀で財務的な倒産リスクが少なく、事業継続性が見込め、中配当であることが購入理由です。そして大好きな子会社銘柄であることも挙げられます。

 また医薬品セクターで何か持っておきたかっということがあります。以前は医薬品セクターの巨人で高配当の武田薬品工業持っておりましたが、財務状況が悪化しタコ足配当となりそうでしたので 2年ほど前に乗り換えました。

 一方で田辺三菱製薬様は自己資本比率が80%を超えており、メディカゴ社買収の際に増えたであろう有利子負債も減少傾向にあります。有利子負債残高は前期末には10億円まで減少しているようです。

 先日発表された2020年度までの中期目標では、現在は売上高4000億円・コア営業利益880億円となっておりますところを、売上高5000億円・コア営業利益1000億円を目指すとのことです。物足りないということか、この中期計画合評された翌営業日には下げていたのを思い出します。

 私が医薬品セクターを持っておきたいと考えているのは、医薬品の売上高は景気動向に影響されにくいと思っているからです(これは本当にそうなのか、自分で調べないといけませんね)ので、ここから先で日経が大きく調整するタイミングで医薬品株が下げてくれば、そのウェイトをもう少し上げていきたいと思っております。

  田辺三菱製薬様の配当の動向と配当性向

田辺三菱配当性向

(田辺三菱製薬様のIR情報ページから引用)

 資料を見る限り継続的に増配をしているのがわかります。配当性向は50%以上を目途にしております。子会社銘柄らしく安定的かつ継続的な株主還元を謳っております。

 また、今後は連結配当性向50%(IFRS)に引き上げる予定となっております。現行の配当性向50%はのれん償却前40%に相当するため、実質10%の配当性向アップとなるようです。

  今年の受取配当は・・・

20151201_01

平成27年に受け取った配当金は、総額 404,106円(税引後)となりました。
昨年の総受取配当金 316,277円の 127.77%に達しました。

それでは皆様が大きな利益を得られますよう、心からお祈り申し上げます。

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